女を殴った話

 

 小二の夏、地蔵盆と言う町内の行事で集まっていた時に、道端で水遊びしてる子たちがいた。

普通にトイレに行きたかったので家に帰ろうと思い、びっちょびちょに濡れるのが嫌だったので横切る時に「濡らさないでね!こっちに水かけないでね!」って言いながら横切ったら、普通に無視されて水をかけられて全身びちゃびちゃにさせられた。

濡れるのが嫌な理由は、水を含んた衣類は皮膚にくっついてきて普通にとても不快だからです。

あれだけ忠告したのに笑ってかけてきた女子に非常に腹が立って、しかも諏訪子の人は発達障害を持っているので、マジギレして水をかけてきた女子をボコボコに殴った。殴った後、びちょびちょなまま泣きながら家に帰った。

 

その後、部屋でしょんぼりしていたら母から呼ばれて、付いていったら、その女子の母親に怒られた。

水をかけるなって何度も忠告したのに無視して、やり返したら怒られるって今考えたら普通に理不尽だなと思う。忠告って言うのは、こちらとしても向こうにしても事を荒立てずに済ましたいのでこうしてくれと言うこちらからの提案であって、それを無視した相手は何をされても文句は言えないと思うんだよな。レイプとか

こういう場合って何が正解なんだろう、忠告したのに危害を加えられて、けどやり返したらダメだから泣き寝入りするのが正解なんだろうか。小学2年生の喧嘩なんて誰かが公平無私な仲介をしてくれるわけでも無ければ絶対的な審判もいない、親に言った所で相手の親が「あら~ごめんなさい」と言って済まされるに決まっているのだ。私はお前の謝罪が聞きたいのではなく、本人からの謝罪が欲しいんだ(事実、この時も水をかけた事は悪くないと言う扱いで、私のことをつらつらと責めるという最悪の流れだった)

だが私としては「あら~ごめんなさい」程度では済まされないほど不快感を感じていて、その証拠として怒りのあまり手が出ているわけである。「痛み」と言う言葉の定義は

実際に何らかの組織損傷が起こったとき An unpleasant sensory

または組織損傷を起こす可能性があるとき and emotional experience associated with

あるいはそのような損傷の際に表現されるactual or potential tissue damage,

不快な感覚や不快な情動体験 or described in terms of such damage.

である。 

これはこの事件からもう8年経っているから改めてわかるわけだが、完全に私は「痛み」を感じていたと思っている。そのうえで、「痛みを感じたなら相手にも反撃せねばなあ」と、普通は誰でも考えると思う。「痛いけど耐えなきゃ」も「痛いから痛みを与えてきた対象に反撃しなきゃ」もどちらも正常な脳の反応だと思うが、小学2年生の発展途上な私の脳が取った行動にしては全然理にかなっている気がする。説明しなくても納得してもらえるはずだ。

今思い出しても腹立ってきたな。顔も一発行っておけばよかったかもしれない(背中を中心的に2~3発殴った気がする)

最悪なことに、同じ学校の下級生(1年生)だった事が分かり、最悪の更年期教師(どのぐらい最悪かと言うと、友人と「幽霊を銃で撃って倒す夢を見た」と言う話をしたら、『幽霊に銃は効きません』と急に横槍を刺してきた事があるような人間。最悪とか以前に完全に病気だろ)に連れ出されて教室まで謝りに行かされた。大体、夏休みにあったことなんてこちらでもう処理した事になっているんだから、わざわざ謝りに行かせるなってんだよな。女子の親もそんな事わざわざ学校に報告すな。

私の中での贖罪メーター(受けた罪と犯した罪を数字にして、今どちらがより罪を犯しているか頭の中で計算するためのもの。不正確)によると

水をかけられた -1

怒ったので殴った 0

怒られたので謝った +1

もうこの3手順で±0なんだから、これ以上謝ったら私が謝り損やないかい。そんなに謝るほど悪い事してないだろ。

これを思い出してて思ったのは、「例え小学1年生、2年生のチビッ子でも、年上としてきちんと事実確認をして審判をしなければいけないな」と言う事です。自分が納得の行かない審判をされて、現に8年経った今でもハッキリと覚えているから。

 

女を殴った話でした ♪

女を殴ったスカンデルベグの鷲、スカン女殴(オンナグ)の鷲

アルバニアLOVE